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婚活は1回会っただけで判断しない!ご縁を育てる考え方とは?

婚活で大事なのは、最初の印象よりも“積み重ねた時間”。一度の出会いでご縁を切ってしまう前に知ってほしい、相手との距離を少しずつ縮めていくコツと、心を柔らかく保つ考え方を紹介します。ご縁を逃さないヒントが満載!

目次

挨拶

こんにちは、婚活アドバイザーの脇本です。

結婚相談所で活動している方からよく聞くお悩みのひとつが、
「お見合いをしてみたけど、なんとなくピンとこなかった」
「悪い人じゃないけど、恋愛としては違う気がして…」という声。

その気持ち、よく分かります。
ですが、ちょっと待ってください。1回会っただけで判断するのは、少しもったいないかもしれません。

実は、結婚につながるご縁は、第一印象だけでは見えない“じわじわ型”であることも多いんです。今回はその理由と、出会いを活かすための考え方について、エビデンスとともに解説していきます。

なぜ1回の出会いで判断してしまうのか?

婚活では「効率よく」「理想の相手を早く見つけたい」という気持ちが強くなりがちです。
特に30代〜40代になると、年齢的な焦りや周囲の結婚状況なども影響して、
「会った瞬間に合う・合わないを見極めなければ」と思いやすくなります。

実際、ある調査(ゼクシィ結婚トレンド調査2023)によると、
婚活中の男女のうち約6割が「1回目の印象で今後の関係を判断する」と回答しています。

しかし、それと同時に興味深いデータもあります。
既婚者に対する調査では、初対面の印象が「ふつう」「微妙」だったというカップルが約4割という結果も出ているのです(リクルートブライダル総研調べ)。

つまり、「この人だ!」と直感したケースよりも、時間をかけて関係を育てたご縁の方が、結婚に結びついていることが多いのです。

恋愛と結婚では“重視するもの”が違う

「ドキドキしなかったから、お断りしました」
婚活の現場でよくあるお断り理由ですが、これは恋愛のスタートに必要な“ときめき”と、結婚に必要な“安心感”をごっちゃにしてしまっている状態です。

恋愛心理学の研究では、恋の始まりに強いインパクト(ときめきや緊張感)を感じた相手よりも、時間とともに親しみや安心感が育っていった相手との方が、結婚後の満足度が高い傾向があるとされています。

つまり、婚活では「なんとなく悪くなかった」「居心地はよかった」と感じる出会いこそ、大切に育てていく価値があるということ。

「会う回数を重ねると魅力がわかる」は本当

第一印象がすべてではないとはいえ、「じゃあ何回会えば判断していいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

実は、行動心理学でも「ザイオンス効果(単純接触効果)」という考え方があります。
これは、人は何度も接するうちに、相手に好意を持ちやすくなるという心理的傾向のこと。

婚活でもこの効果は大きく、
1回目:緊張して本来の自分を出せない
2回目:相手の人柄や話し方に慣れてくる
3回目:価値観や居心地のよさに気づく
というふうに、回数を重ねるごとに印象が変わるケースが非常に多いのです。

私がサポートしてきた成婚者の中にも、「最初はまったくタイプじゃなかったのに、気づけば一番安心できる存在になっていた」という方が少なくありません。

ご縁を育てるために大切な心がけ

では、1回で判断しないためには、どんな姿勢で婚活に臨めばいいのでしょうか?
以下の3つを意識してみてください。

(1)“加点方式”で相手を見る
初対面で「ここがダメ」「気が利かない」と減点していませんか?
それよりも、「ここが良かった」「話を丁寧に聞いてくれた」など、プラスの面に注目していく視点を持つことが大切です。

(2)「違うかも…」は“保留”にしてみる
1回会っただけで「ナシ」と切るのではなく、「もう一度会ってから決めよう」と一度気持ちを“保留”にする習慣をつけましょう。

特に初対面では、お互い緊張して本来の魅力を出しきれないことも多いものです。

(3)感覚より信頼感を重視する
ときめきやフィーリングよりも、

・きちんと約束を守ってくれる

・話していて否定されない

・自然体でいられる

といった「信頼ベース」の関係性を意識すると、後悔しないご縁を選びやすくなります。

婚活は“ご縁を見つける”だけでなく、ご縁を育てるもの

婚活はスピード勝負ではありません。
1回の出会いで判断して切ってしまうよりも、「ちょっと気になる」くらいの相手と丁寧に向き合うことが、結果的に理想のパートナーに出会う近道です。

もしあなたが今、「いい人に出会えない」「何度会ってもピンとこない」と感じているなら、今日から見方を少し変えてみましょう。

一度きりの出会いより“二度目の出会い”を大切にする人が、最後にご縁をつかみます。