「もういい人いないかも…」婚活で心が折れそうなときの対処法

どれだけ頑張っても報われない…そんな思いがよぎる婚活中のあなたへ。心が疲れたときに立ち止まってほしい、考え方のリセット法をご紹介します。
目次
- ○ 【はじめに】
- ○ 【1】婚活疲れは「当たり前」。誰もが一度は通る道
- ○ 【2】疲れの原因は“結果”ではなく“捉え方”にある
- ○ 【3】「婚活=自己成長のプロセス」と捉え直す
- ○ 【4】疲れたときにこそ「休む」勇気を
- ○ 【おわりに】あなたは、頑張りすぎているだけ
【はじめに】
「もう、いい人なんていないのかもしれない…」
「頑張っても報われない。私には無理かも」
そんな思いがよぎる瞬間、ありませんか?
婚活を真剣に頑張る人ほど、理想と現実のギャップに心がすり減っていきます。特に30代・40代は、仕事や将来のことも考える中で焦りが生まれやすい年代。
今回は、婚活に疲れてしまったときにこそ読んでほしい、「心のリセット法」を婚活アドバイザーの視点からお伝えします。
【1】婚活疲れは「当たり前」。誰もが一度は通る道
まずお伝えしたいのは、婚活に疲れるのは自然なことだということ。
特にマッチングアプリや結婚相談所では、何人もの相手とやり取りし、時には断られたり、期待していた関係が続かなかったりします。そのたびに心が揺さぶられ、自信をなくしてしまう方も少なくありません。
実際に、2023年の婚活サービス利用者調査(※)では、約6割の人が「婚活中に強いストレスや不安を感じたことがある」と回答しています。
「自分だけがうまくいかない」と思う必要はありません。
【2】疲れの原因は“結果”ではなく“捉え方”にある
うまくいかないことが続くと、「自分は魅力がないのでは?」「もう需要がないのかも」と自己否定に陥りやすくなります。でも、それは本当に“事実”でしょうか?
実際には、相手との相性が合わなかっただけかもしれません。
心理学では「認知のゆがみ」という言葉があります。これは、失敗や否定的な経験を、必要以上に自分のせいだと受け取ってしまう思考のクセのこと。
・1回断られただけで「私は誰からも選ばれない」と思ってしまう
・上手くいっていた人が離れていくと「やっぱり私はダメなんだ」と感じる
この思考のクセを一度客観視し、事実と解釈を分けて考えることが、心を立て直す第一歩になります。
【3】「婚活=自己成長のプロセス」と捉え直す
婚活とは、単なる「相手探し」ではなく、自分自身と向き合い、成長するプロセスでもあります。
たとえば、
・「自分はどんな人といると安心できるのか」
・「理想と現実のバランスはどうすればいいのか」
・「どうしたら自分らしさを伝えられるのか」
これらを考え、実践し、反省し、また行動する――。この繰り返しが、最終的に「自分に合った幸せなパートナー」と出会うための土台を作ります。
また、2022年の厚労省の研究によると、婚活が長期化した人ほど、成婚後の結婚生活満足度が高い傾向にあるというデータもあります。
経験を積んだことで、より現実的で健全な関係性を築けるということです。
【4】疲れたときにこそ「休む」勇気を
婚活疲れの最大の対処法は、「少し立ち止まること」です。
無理に会い続けたり、自己否定のループに入ったりすると、良い出会いがあっても気づけなくなってしまいます。
おすすめの休み方:
・婚活アプリを1週間だけお休みする
・1人の時間を楽しむ趣味に集中する
・信頼できる人に話を聞いてもらう(アドバイザーでもOK)
大切なのは、「休む=諦める」ではないということ。疲れた心を整えることは、次の出会いへの準備期間でもあります。
【おわりに】あなたは、頑張りすぎているだけ
最後に伝えたいのは、「あなたは十分に頑張っている」ということです。
うまくいかないときは、自分を責めるよりも「よくここまで頑張ってきたね」と、自分に優しく声をかけてあげてください。
婚活には波があります。でもその波の中でも、自分の軸を持ち直すことができれば、いつかその努力は実を結びます。
「疲れた…」と思ったら、無理せず深呼吸して、一度立ち止まってください。
そしてまた元気が戻ったとき、あなたらしい一歩を踏み出していきましょう。